
S様邸のリフォームは、震災後の物資不足・職人不足を乗り越えて行われました。奥様のご両親から受け継いだ住まいは築10年ほど。ですが細かく仕切られた間取りは、子育て世代のS様ご夫婦にとって、なんとも使いにくいものだったのです。
そこでS様はインターネットで探し当てた建築家・加藤一成氏に設計を依頼。施工は断熱・耐震技術で豊富な経験を持つイノーバが担当することになりました。
改修前のお住まいでは、断熱や気密に不安がありました。そこで改修後も流用できる部分を正確に判断し、断熱材の入れ替えや付加断熱の施工を実施。窓もすべて樹脂サッシに変更しました。これにより、お住まいのQ値は1.74まで低減。仙台市を含むⅢ地域の次世代省エネ基準値(Q=2.4)を大幅に下回り、快適に暮らしながら光熱費削減・CO2排出量削減に貢献できる住まいを実現しました。
断熱 | 【基礎】押出ポリスチレンフォーム3種75㎜ 【壁】高性能グラスウール16kg100㎜+グラスウールボード32kg45㎜ 【屋根】高性能グラスウール16kg200㎜ |
開口部 | 複合サッシ(アルゴンガス入りLow-E複層ガラス) |
---|---|---|---|
換気機構 | 70%全熱交換第1種換気 | 暖房 | 石油FF暖房+エアコン |